THE BRINK OF TIME 光田康典＆Millennial Fair＠東京グローブ座

2015/07/26

行けました…！
倍率10倍の最速先行で落ちて、更に瞬殺の一般でも取れず…
たまたまTwitterに入り浸ってたら(←たまたまっていうかしょっちゅうですけど)、光田さんご本人が「キャンセル分が放出されたようです」ってツイートされてて…震える手で申込みしたら、取れた…！！
イープラの会員番号をローチケか何かと勘違いしててかなり手間取ったけど、自力で取れたのですよ…！
追加分の抽選、ほうぼうに支援お願いしてたのですが、無事に取れたことをご報告に上がり、コンビニに発券に行って、「発券は明日からですよウフフおばかさん♪落ち着いて出直してらっしゃい♪」とすげなく断られたりしながら(実際にはコンビニに行く前に気づきました)、この日を待ったのでした。

ひと月前くらいに演奏楽曲が発表されました。
BALTOが！入ってる！
４starのときにLAHAN聴いて、急いでCREID買って、そこでぞっこんになったBALTO…！
もともと大好きな曲で、それがこんな風にアレンジされたら、好きにならずにいられない！
それが生で聴けるなんて！！と期待に胸を膨らませておりました。

そして当日！

新宿に用事のある主人と新大久保まで一緒に来て、お昼ご飯を食べてから行きました。駅から会場までの５分でもう汗だくだったんだけど、お昼をね、薬膳麻辣春雨にしたの。そしたら、更に汗だくだくになっちゃって…腕も汗びっしょりって自分、初めて見たかも。初心者向けの１辛でも。とっても美味しかったんだけど、泣いて崩れる予定だった化粧が、すでにこの時点でぼろぼろwwww　落ちた化粧が目に染みて痛いwwww　散々な目に遭いました。ごはんは全く悪くないのに…

近くのファミマでアイスコーヒーを買って、風邪の治りかけで洟が不安だったのでティッシュを買い足し、主人と別れていざグローブ座へ。

外観からしても、本当に小ぢんまりした会場でした。
中は、思っていたより明るく開放的で、カフェスペースもあったりして。
ひとまずパンフレットを買って、お手洗いを済ませ、着席。
会場内、プラネタリウムのような円形で。手を伸ばせば、客席の隅にも、ステージにも手が届きそうな小ささ。
後ろから何列目…って思ってたけど、全くそんな感じしない！　むしろ、全体が見えて本当に良かった！
追加抽選後にいいお話をいただいたりもしたんですが、自力で取ったチケに並々ならぬ愛着があって…！　この座席で見られて、本当に良かった！　ほぼセンターだったし！

座席では、パンフをぺらぺら。セトリやアンコールのネタバレがありますのでお気をつけてね、と公式からお話がありましたが…まぁ、なんのそのwww　まぁ本当にチラ見しかしてないから、アンコールが３曲あって、そのラストがLAHANだってことを確認したくらいかな。それは予想はしてたから。

公式でもセットリストが公開されたので、そちらへのリンクを貼ります。

開演してしょっぱなからクロノメドレー。
いきなり、ほぼフルメンバーでの演奏。会場も小さけりゃ、ステージも小さいので、ステージ上は楽器と譜面台と配線と人だらけww

４starのときもそうだったと思うんだけど、私が普段行くようなバンド形式とは違って、ベースが上手奥なんだよね。そして、ドラム要塞の周りにはガラスのような衝立が立ってました。
イーリアンパイプが良く見えなかったのが残念だったなぁ。
演奏者のほとんどが楽器掛け持ち、ギター２本や、フィドルとバイオリン、っていうレベルじゃなく、イーリアンパイプとティンホイッスル＆ローホイッスル(でもまぁこの方は本職)、尺八とキーボード、アコーディオンとマリンバ？木琴？鉄琴？、ボーカルとバイオリン、コーラスとベル、って感じ。
光田さんご自身は、アコースティックギター、エレキ、ブズーキからキーボード、鳴り物、更にはオーバートーンフルート(穴のないフルートで、ヴォルフィノーの市で使用)まで、様々な楽器を演奏されてました。
ゲストでいらしてた谷岡さんと下村さんも、それぞれピアノを担当されて。時にはシェイカーを振りつつ。ラストのLAHANでは、谷岡さんが率先して手拍子してくれました。

１曲目は、まだ身体や耳が環境に追いついてなくて、その場にいる感動だけでいっぱいいっぱいだったのですが…
２曲目のMELKABAで涙腺崩壊。「え、この曲で！？」っていうタイミングでしたww
出だしのイーリアンパイプのプェ～～～ってのでもう泣けた。CDでは苦手に思っていたコーラスも、三人娘が軽やかに歌い上げてくれて、ラストの「ヒィ！」の部分もとてもきれいでした。

今回、歌手が３人と多かった(?)こともあって、ボーカル曲が充実していたのですが、どれも良かったです。

そう、キリテ楽曲が良かったのです。
なので物販で買って帰りました。うっかりＣＤと勘違いして、クロノクロスのギターアレンジ譜を買いそうになりました…アレンジ盤出てないって知ってたはずなのに、完全に頭が混乱してた。ご迷惑をお掛けしてしまった。
あと、「ここでCDを買うことは支援につながる」という意識から、壷井さんの最新アルバムを…
まだ２枚とも聞けてないのです。キリテはストーリー性があるから、同梱されてるお話を読んでから聞きたいと思ってて。そのお話を読む時間がなかなか作れない。

知らない曲でもものすごくおもしろかったんだよなぁ、ご本人がセットリスト組んで、メンバーを組んで構成しただけあると思うの。
ここで黒執事やるとは思ってなかったんです。でも演奏されて納得、アコーディオンの素晴らしいこと！　BALTOをやることが大前提でアコーディオンを編成に加えて、だったら黒執事もやるしかないんじゃない？ってセットリストに入れたんだと、勝手に思ってます。

サラさんのアルバムを買って一応Beyond the skyを予習していたのですが、予習しなきゃ！って思うとダメでねぇ。ゲームもやってないし、元々こういったジャンルは聞かないので、１度聞いただけで封印しちゃってねぇ。
それでも、生で聞くと圧巻。既知のゼノギアス曲に負けるとも劣らない感動がありました。
SMALL TWO OF PIECES 、原曲は違う方が歌ってるんですよね。サラさん、会場の客が原曲を聴き込んでいることにプレッシャーを感じていたそうなんですが、いえいえそんな！　めっちゃ良かったです！　
盗めない宝石はみとせさんの歌で聞きたいなぁと思ってしまうあたり、思い入れの差かもしれないね…

彼女は、「光田さんと出会ってなかったら、今頃日本にいなかっただろう」とおっしゃってました。出会った当時はまだ留学生で、日本語もまだそんなにうまくなかったとか。「オーストラリアに帰ってたら、今頃何してたと思う？」という光田さんの問いに、「お母さんに無理やり弁護士か医者にでもさせられてたと思う」と答えてました。才女かよ！！　パワフルかつ繊細なコーラスだけでなく、ヴァイオリンメンバーとしてもソロあったし…
しかし、光田さんが「楽器の準備するから適当にしゃべってて」とお願いした時は、吉良さんにしゃべってもらいながらもそれを繋げなくて、ステージの真ん中できょろきょろするという可愛らしい一面もありました。

盗めない宝石は、待望です。
まぁ、二度目なんだけど、今回はギターが本家大元！←この日まで知らなかったけど
この収録エピソードとしては、リズム用のも音程用のもスケール(?)を忘れてそのまま演奏したから、よく聞くとリズムも音程もずれてる、というお話をされてました。それで録って、あとでスケール使ったのと聞き比べたら、なんか違うね、ってなって。結局、ずれてるほうを採用したそうです。吉良さんは、「てーげー(適当)で、気持ちよく揺れて演奏しましょう」っておっしゃってました。
そのアバウトな二大巨頭に圧倒されたのか(?)、歌い手の霜月さんが、２番で歌詞忘れるという事態にww　絶対プレッシャーだと思うの、だって三公演目だし。
これは本当に一度みとせさんの生歌で聞いてみたいんだけど(悲愴もww)、霜月さんの声もいいと思います。

念願のBALTOは、圧巻でした。
まず、曲入る前に、光田さんが神永さんに一言どうぞ、って振ったのね。
なんでも、神永さんはBALTOを聞いて尺八始めたんだとか…それで今日この日の共演ですよ！　そんなん聞いたら、泣くしかなかろう！
光田さんは、「何人か尺八奏者知ってますけど、神永さんのは、なんというか、昇天しそうになるよね」というようなことをおっしゃってました。神永さんは、「今日は僕のほうが昇天するかもしれません」とww　
昇天はしなかったけど、めっちゃくちゃ熱いステージでした。尺八もさることながら、アコーディオンが…！　そして壷井さんは、ヴァイオリンの部品ふっ飛ばすしww
最後の音がピタッと決まったとき、かっこよさのあまり体の血が逆流するかと思いました。

そうそう、メンバー紹介で、光田さんがイーリアンパイプの野口さんを紹介した時、「日本ではまだ奏者が少ない」って言ってたのね。神永さん、それに熱心に頷いてた。４starのときは、神永さんが演奏してたんだけど、まだ練習してるのかな？　

アンコールの時の傷痕は、曲に入る前に「あちこちで演奏されていて嬉しい」「OPのためだけに書いた短い曲ですが、代表曲のようになった」とかお話しされていたように思います。
逆に、アンコ２曲目の遥かなる時の彼方へは、「なかなか演奏してもらえないから自分で演っちゃいます」っておっしゃってました。
この２曲目はね…ああ、エンディングなんだ…っていう感慨が…そのあとのLAHANで終わることは分かってたから。トリガーのEDの、シルバードが飛ぶシーンが見えた。
ラストのLAHANは、途中から泣きすぎて歌えなくなってしまいました。変拍子の手拍子、難しいねww　会場ではうまくノれたのに、家でCD聴きながらやってみてもうまくいかなかった…

本当に、このチケットが取れたのは奇跡だったのですが、会場で「〇〇さんがとりあえず８枚押さえたからぁー、だったら行ってもいいかなーって思ってぇー」という会話を耳にしたり、感想ツイートを漁っていて「１公演目はみなさん演奏が硬かったのですがだんだんその緊張が取れて…」っていうお前全通したのかよ！なツイートを見かけると、さすがにイラッとしましたね。ええ、どこの現場でもある話です。ロデオでライブハウスツアーだったら、とりあえず最大枚数押さえるのは当然ですし。しかしそれを得意げに話すものではないな、と思いました。チケットが余ってる公演ならまだしも、ね。うん。ちょっと気を付けよう。人の振り見て我が振り直せ…

さて、日記を仕上げるのがだいぶ遅くなってしまったので相当感動が薄れてるのですが、それどころじゃなくて実はパンフもまだ読んでません…この時点でまだKIRITEも聴けてない…
次のゲーム音楽コンサートの予定はありません。いいなと思うものはなくはないのですが、Ｇ１０とモロ被りしました…other world聞きたかったなぁ。アマチュア楽団のものは、よほど演奏曲目がいいか、楽器構成に魅力があるか、会場が近場でないと行かないようにしようと思ってます。

トリガー＆クロスのアレンジアルバムが出たら、また是非コンサートやっていただきたい！
絶対行きたい！
光田さん、演奏者たちに「今日ここにいる人たちは是非参加してくださいね」ってお願いしてました。吉良さんが「…10月発売って、すぐじゃないですか！」って呆れたら、「実は、コンサートのことで手いっぱいで、まだアルバムのこと何もしてないんですよね」って言ってました。
心待ちにしています。クロスのアレンジ…どうなるんだろう。「トカゲと踊れ」のアレンジ聴きたい。マブーレとか。

さて、ここまで読んでくださった方、ありがとう、そしてお疲れ様でした。
また、時の最果てでお会いできることを祈って！