ハリー・ポッター展＠森アーツセンターギャラリー

2013/06/28　ハリー・ポッター展＠森アーツセンターギャラリー

行ってきました！
本当は午前中に行ったLOVE展を先に書くべきなんだけど、勢いでこちらから行きます。

まず前置き。
ちょっと失敗だったなと思ったのが、実は私ほとんど映画を見ていない！！！
「は？ハリポタ展行くとか言っておきながら何言ってんの？」って感じですけど、実はそうだったんですww
たぶん３作目までは見たww　
しかしつい先日、原作の翻訳版は最後まで読み切った！
なので、ハリポタファンかと問われれば、別にそうでもないとしか言えないww
それでもとても楽しめました。ファンだったら行って損はないと思うし、「映画はとりあえず見たよ」ってだけの人でも、絶対楽しいと思う。


時間指定の前売りがあったので、それを購入。
金曜日の１４時でしたが、そこそこの人の入りでした。
これ以上多いと嫌だがな、しかし逆に、これ以下の入りだと寂しかったかもしれない。
９割女性！　小学生らしき女の子もいました。学校終わってソッコー来れば間に合っちゃうの？

森美術館エントランスで前売りを引き換えて、前売り特典のポスターをGET(苦笑)
それのためにデカトートで行ったけど、正解でした…邪魔だよこんなの…
通常はチケット売り場の左からエレベーターへ向かうところですが、右へ案内され、小さなスペースで写真撮影。
ローブとマフラーを身に着けたお姉さんが案内してくれますけど、できれば我々にもそれを貸してほしかったです…
背景は後々合成される、とのことでしたが、なにかパネルのようなものが置いてあった気がします。
そして、荷物をパネル脇のお姉さんに預けて、杖を持たされての写真撮影！
このときは一瞬だったので杖の重さとか質を気にはしてませんでしたが、実際ああやって持つとテンション上がりますね。

それからエレベーターで５２階へ。
と・に・か・く荷物をどうにかしたかったので、ハリポタ会場入り口を素通りして森美術館入口脇のクロークへ。私は一応午前中にも使わせてもらってた(チケット半券もまだあった)から平気だったけど、ハリポタ展のみの利用者にも開放してあげればいいのに。エレベーター下にはコインロッカーもあるけど…

あ、音声ガイドは借りませんでした。連れもいたし、午前にも使ったので音声ガイドに疲れてしまったからww


一部屋目が噂の組み分け帽子。
ステンドグラス前の椅子に組み分け帽子が置かれていました。そして、ローブ姿のお姉さんが(見事なキャストっぷりだったので、たぶん役者さんかタマゴさん)軽く組み分け帽子についての解説をしてくれて、２人選んで組み分けのお手伝いをしてくれました。
「お名前は？　どこからいらっしゃったんですか？　どのキャラクターが好きですか？　どの寮に入りたいですか？」なんていう軽いインタビューを経て、いよいよ組み分け。
帽子をしっかりと被れるわけではなく、軽く頭にかざす程度でした。しかも来場者は触れず、お姉さんが持ってた。
そして、天井から組み分け帽子の声が降ってきました。
おそらく、どの寮に入りたいか聞かれたその通りになりますww　グリフィンドールかスリザリンに入りたい、と答えた方にはしばらく悩んだ末にグリフィンドール、と。グリフィンドールに入りたいと答えた方には即答でグリフィンドールがあてがわれてました。

それから、ポスターサイズのスクリーンがいくつも並ぶ小部屋に移動して…そこには、ハリポタ映画版の名シーンが順に映されていきます。
それがクライマックスを迎えると、真っ暗だった壁の一辺が開いて…なんとそこにはホグワーツ特急が！
これはテンション上がりました。涙腺が危なかったww
今思えば、あのスクリーンは車窓のイメージだったのかな？

その脇を通り過ぎて、いよいよホグワーツ内部へ。
肖像画が並ぶエリアには、グリフィンドール寮への入口である太ったレディの肖像もありました。

本当なら順に書いていきたいのですが記憶もあいまいなので、ここからは順不同の記録にします。
一応、作品の流れに沿っての展示でした…かな？

最初はボロボロのハリーの普段着や寮のベッドの展示から。
映画撮影時にダニエル・ラドクリフが身につけていたもの、とのことですが、まーオーラのないことないことww
本当にヨレヨレ感がよく出てました。っていうのは、きっと衣裳としては素晴らしいことなんでしょうけどww

それから、制服やローブ、クィディッチのユニホームやパーティー時の衣裳なんかもたくさんありました。
クィディッチコーナーには、ハリーとマルフォイのニンバス展示もありました。
クァッフルをゴールに投げ入れる体験ができるコーナーも！　これは面白かった。めっちゃ重かった！　片手で持てるように凹みがついてるんだけど、片手で持って狙いを定めるにはちょっと難がある重さ。こりゃ大変なスポーツだわ。

ああ、それから各先生方の授業やアイテムごとの展示。
マンドレイク引っこ抜いてきた！　引っこ抜くと叫ぶの！　楽しかったww
これまた重くて、小学生の女の子はだいぶ難儀してました。
魔法薬のコーナーも面白かった。干からびた薬草が入った瓶が並べられてて、フラスコの中身がボコボコしてて。
ハグリッドの小屋には、ハグリッドサイズの一人掛けソファーが置いてあって、実際に座れるようになってました。二人で並んで座ってみたww　　
衣裳ももちろんあって、やっぱりすっごく大きかったです。
テーブルの上にはドラゴンの卵が置いてあって、時々動いてました！

衣裳まとめると、ルシウス・マルフォイの衣裳が素敵でした。ヘビの意匠がそこらじゅうにあってね、かっこよかった。杖専用ベルトもついてた。
あとは、ロンのひらひらドレスローブかな？　小説版で思ってたほど酷くはなかったよww
吸魂鬼の展示もありました。風を受けてユラユラしてて、雰囲気出てました。
死喰い人たちの衣裳は、黒い革仕立てでどれもかっこよかったです。

小道具はどれも一見の価値ありです。
ホグズミードで売られているものもの、ハーマイオニーの砂時計(だっけ？)、グリフィンドールの剣…火消しライターに透明マント。透明マントは、ずいぶん重厚でビックリしました。あれを使ったシーンは映画で見てるはずなんだけどなぁ、忘れちゃってる。オーガンジーとかの薄い素材だと思ってたよ。


そして、まとめてふたつ力説します。

本がよかった！！
名前忘れちゃったけど、開くと噛みつく教科書、あれは表紙からして毛むくじゃらで牙生えてて目もついてたし。
ロックハート先生の著書は表紙の絵が動かなくて残念だったけど、背表紙並べるとひとつの絵になってるとか…ドラゴンボールかよww
とにかく、本はすべて装丁が凝ってて良かった。グッズで売ってほしかった。

それから杖ですよね！！
ほら、なんせ映画ろくに見てないから、誰の杖がどうだとか、全く知らなかったわけですよ。
それがなんと！　杖のデザインってあんなに違うのね！
材質が違うのはもちろん、細めだったりゴツめだったり、全体に彫りがあるものもあって…いやぁ、すごかった。

と、感動した後のグッズ販売ですよ。
こりゃ買っちゃう人の気持ちがよく分かるわ！
私でもグラッと来たもん。
持ってみるとずっしり重くてね、材質もイイ。木というより、象牙とかそんな雰囲気。
しかし、杖１本6000円というのは、想定の範囲外でした。想定の倍くらいでしたので、迷う余地もなく諦めました。
でも買っちゃう人の気持ちはよく分かったww　ダンブルドア軍団セット23000円とかでもww
エレベーター下のミュージアムショップには価格帯がもうワンランク下の杖が売ってたけど、持ってみたら全然違うの、安っぽいのよ。
杖の形したボールペンなんかも売ってたけど、値段の割に安っぽくてねぇ…あれ買うくらいだったら、奮発したほうが断然イイ！


杖の勢いでパーッと書いちゃったけど、グッズ販売は別フロアでした。なので、グッズを見てから展示室に戻るということは不可能だし、更に言えば、そのミュージアムショップで安っぽいのを見てからハリポタ展のグッズ売り場に戻るということも不可能。
ハリポタ展に行く前にミュージアムショップだけ見ておくということは可能なので、杖6000円を躊躇いなく買いたい人はそのほうがオススメですね。

噂の百味ビーンズは、買いませんでしたww　そして蛙チョコも買いませんでした…
結局何も買いませんでした！　
やっぱり、値段が想像のナナメ上だったから…
本があればなぁ。ブックカバーとか、ただのノートでもいいからあの小道具レベルの装丁のものがあればなぁ。
あと、羽ペン。売ってはいたんだけど、それは想像のナナメ下のクオリティで残念でした。

グッズ売り場では、最初に撮った写真をチェックして、購入することができます。
(写真を撮った時に、整理番号の書かれた紙を渡されます)
…うん、私だwwって感じの写真だったので、これまた買いませんでした。
ローブ羽織らせてくれればなぁ！と強く思いました。超お手軽コスプレじゃないですか。ほんと、本グッズ販売と共に企画室に提案したいレベルでした。


総括します。

あの会場であれだけの展示ができたっていうのは本当にすごいと思う！
ただ、正直なところ物足りなかったかな？
展示品の数量としては十分だけど、もっと体験型だったら…と思ってしまった。
グリフィンドールの入口だって、ちゃんと肖像画をくぐり抜けられたら、とか。
スペース的にはあれが限界だったのかもしれないけど、短く感じました。
あちこちに展示物に合わせた映画のシーンをエンドレス再生する画面があったので、それは高評価。
音声ガイドを使えば、もっとプラスアルファだったかもしれません。(しかし音声ガイドも高かったからなぁ…)

USJ に体験型アトラクションとしてOPENするらしいので、それも楽しみですね！
3Dを駆使してクィディッチに参戦してるような体験ができそうな雰囲気でした。告知によると。
大阪まで行くつもりはないけど…

行ってよかった。
そして、一緒に行ってもらってよかったww
わいわい楽しめて良かったです。
映画見よっかな、っていう気分にもなれました。

もし迷ってる人がいたら、ぜひ行ってみてください。
ただ、やはり、行けるもんなら平日がいいですよ…きっと。