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アニメ・ゲーム・小説・CDの感想やGRANRODEOのプチ追っかけの記録などやってます。イベント感想なども。
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6月末に六本木で開催されるハリー・ポッター展に向けて、読み直し&読破をしました。
シリーズ全体と、まぁそれに関連するもろもろの感想です。

※重要なネタバレをします。

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ハリポタが一大ブームを巻き起こしたのは、確か私が大学2年くらいのときだったと思う。
アルバイトをしている大学生にとっても、あのハードカバーは高い!
途中まで、友達に借りて読みました。
今回読み直ししてみたところ、どうやら炎のゴブレットまでは既読だったようです。

映画も行きましたね。
秘密の部屋までは見た・・・と思う。
地上派でも時々やってるけど、たいてい他の録画したいものと被るので、録れたためしがありません。
映画を見たときの印象は、「ハーマイオニー可愛い!」の一言に尽きます。
あとは、ホグワーツでの食事シーンにわくわくしました。
足掛け何年? シリーズ映画化が終わる頃には、ダニエル・ラドクリフも二十いくつになったんじゃなかったっけ。
ダンブルドア役の人は亡くなっちゃうしね。
映画2作見て思ったのは、あの内容を2時間程度に収めるのは大変だろうなやっぱり、ということでした。
絵本の挿絵のように映像を楽しむのが一番じゃないかな、と思います。
肖像画の中の人物が動き回るとか、幽霊が当たり前のように飛び回ってるとか、クィディッチの様子とか・・・
見たのはもう10年も前ですが、この読み直し時に思い描く情景は、あのときの映画でのホグワーツです。

しかしね、思ったより人が死んでビックリしました。
今思い返すと、通過儀礼のようなものかとも思いますが・・・物心付く前の両親の死、やっと通じ合えた名付け親の死、恩師の死、仲間の死・・・最終巻は怒涛の勢いで死んだし。
結構痛そうな拷問とかあるしねぇ。
このシリーズを児童書とか言われると、自分が読んでいた「こまったさんシリーズ」とか「ぶたぶたくんシリーズ」とか(まぁこのへんは小学校低学年向けだとしても)絵本じゃないか!って思っちゃいます。

ハリーたちの成長過程は、面白くもあり、イライラもしました。
思い上がって傲慢に振舞ったり、思春期突入して恋愛にうつつを抜かしたり・・・
そうそう、文化の違いを痛感したなぁ。
スキンシップが多いんだよね。頬にキスは挨拶だし、人前で抱き合っちゃったりするシーンが多い。なんだったかしら、「ウナギのようにくねくね」だったかしら? いちゃいちゃするシーンをそんなふうに表現してたっけ。

登場人物は、忘れんぼうでいつもばあちゃんに怒られていたネビルの成長っぷりに感動しました。得意な薬草学で自信をつけ、ダンブルドア軍団で実力をつけ、ラストではばあちゃんに「自慢の孫」と言われて(このばあちゃんがまたかっこよかった)、とても重要な役目を果たします。
ロンの鬱屈もよかったなぁ。頭悪くて思慮も浅い(!?)ロン、有名なハリーや優秀なハーマイオニーの傍らで、そりゃいろいろ思うこともあるでしょう。
ジニーがとんだビッチになったりもするし。フラーは逆にしっかりしたいい女性だったし。ダドリーとハリーが最後和解を見せるところや、ペチュニアおばさんが少し親愛の情を見せるところもよかった。いつもは厳格なマクゴナガル先生がクィディッチで熱くなったり、ハリーへの信頼と誇りを垣間見せるところも好きです。ああ、あと、最後の戦闘でトレローニー水晶玉投げつけてるところはクスリとしちゃったわ。フレッド&ジョージのいたずら双子も好きだったし、ちょっと変人だけど仲間を大切にする(基本的にグリフィンドールはそうですけど)ルーナもよかった。ヴォルデモードへの忠誠より息子への愛をとったナルシッサもよかったです。

こうやって思い返してると、結末を知った上でもう一度読みたいな、とは思いますね。
スネイプの言動だったり、ダンブルドアの言動だったり、あとペチュニアおばさん。
シリーズ後半で「実はこういう過去があってこういう感情をもっていて・・・」っていうのが明かされた人物については、読み直しすると面白そう。
あとは、不死鳥の騎士団出てきたあたりから、もー登場人物が多すぎて多すぎて多すぎて何がなんだかよく分からなくなってしまったので(一応敵なのか味方なのかは分かるけども)、そのへんも落ち着いて読み直ししたいかも。
そして、憂いの篩で行ったり来たりしてたあたりもイマイチ理解が・・・(苦笑)

人権問題・差別とか、いろいろ現実の社会問題に照らし合わせできそうな話もありました。
道徳的な面でも、結構言及してたと思う。ちゃんと“先生”と呼びなさいとか、人に何かをお願いするときは“どうぞ”をつけなさいとか。

ほんっと、「全世界の子供たちが夢中で読んだ!だから活字離れなんかしてない!」ってメディア各所が騒いだけど、マジでそう思うわ。疑うくらいの気持ちでね。
あれは大げさでしょ。前半しか読んでなかった当時は、「そっかー、確かに面白いよねー、そっかー、最終巻発売されたんだー」って能天気に思ってたけど、読み終わった今となっては「夢中? 必死の間違いじゃなくて!?」って思う。
うーん、やっぱり二度目を読まないとこれ以上の感情は持てない気がするなぁ。

私がこの読み直しに用いたのは、図書館で借りた携帯版シリーズでした。ハードカバーではなく、ソフトカバーのもの。これが非常に助かりました。今は文庫版も出ているようですが、そこまではしなくても・・・1冊だったものを3冊にも4冊にも分けるというのは、いい気持ちはしない。

この携帯版には、翻訳者がハードカバー出版時につけたあとがきにプラスして、さらに携帯版出版時のあとがきが添えられています。これが非常に感動ものでした。
原文の面白さを損なわずに翻訳するための工夫なんかがいろいろ書かれていて・・・一人称とか、言葉の使い方とかね。作品中の書物には語呂合わせになってるものがあったり、言葉遊びの冗談も出てくるので、それもひとつひとつ工夫されてるんだろうなと思うと、感動です。
字体も、手紙・雑誌・新聞などそれぞれ違うし・・・
亡夫に向けて、原作者に向けてのメッセージはどうでもよかったので、翻訳エピソードだけもっと読みたかったです。

買って手元に置けば、きっともっと愛着を持って何度も読むだろうなぁ。
ただ、全部そろえるとなると、先立つものが必要になるわけで・・・
衝動でポチれるほどの想いもないので、忘れた頃にまた図書館で借りて読んでそうです。
悪くない、悪くない。非常に面白かったんだけど、全世界の熱狂ぶりに乗り遅れた私としては、そこまでではなかったのではないか・・・という思いが(苦笑) 負け惜しみ、かもしれませんがね。

でもハリポタ展は楽しみだよ! 蛙チョコレートとか百味ビーンズとか売ってくれるかなぁ!
6月末のチケットも確保してあるので、行ったらレポ書きますよー!

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プロフィール
HN:
みっこ
性別:
女性
自己紹介:
好きな飲食物
→コーヒー・コーヒーに合うもの
好きな音楽
→GRANRODEO・宮野真守・ゲーム音楽(光田康典他)・FLOW
 →Pia-no-jaC←も好きでした
好きな声優
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好きなアニメ
→閃光のナイトレイド・新世界より・翠星のガルガンティア・凪のあすから・少年ハリウッド etc.
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