ロードス島伝説

これは、水野良氏のロードス島戦記の別シリーズですが。
戦記でちらっと語られる、魔神戦争が舞台なんですね。
戦記はちょっと冊数もあるので、ぼやける感じがなきにしもあらずですが、伝説のほうはギッシリ詰まってる感じがします。
戦記よりも過酷です。

ナシェルー！激ラブ。

主人公がカッコイイ。戦記の主人公パーンは、成長過程がとても面白いのですが、ナシェルもいい。
才気溢れる亡国の王子･･･カリスマを持ち、不遇の立場におかれながらも、魔神と対決をしていくが、最後は・・・あああああ！
泣いたなー、これはやられたなー。
外伝も名作ぞろいですが、ナシェルはこのまま戻らなくてもいい。
あのね、ストーリー上、重要な人物が死ぬのは、ほんとに仕方ない。
バナナフィッシュのアッシュしかり。コードギアス反逆のルルーシュのルルーシュしかり。
（ルルーシュについては、ファンの間で生きてる生きてない論争が巻き起こってましたが、わたしはあのまま死んでていいと思う）

話がずれました。
そんなわたしでも、トラップ殺したりはしませんが。

ナシェルに始まり、ファイナルファンタジータクティクスのラムザ、ドリームバスターのシェンへと、同系統主人公の好みは続きます。
宮部みゆきのドリームバスターのシェンは、キャラが違いますが、イラストが伝説と同じ山田章博氏なので・・・
これを読んだとき、「トラップなナシェルだ！」（＝外見はナシェルで、トラップのように口が悪い）と狂喜乱舞したものです。

ついネタバレしてしまいましたが、ロードス島伝説は面白いです。