幕末志士の恋愛事情・沖田総司【月の終幕】

すっかり途中で止まってたんですが・・・暇があったので、ようやく再開して、クリアしました。

いやー、好みじゃなかった！！
特に、途中で犬を助けてどうこうっていう展開になったら・・・もう。

ダイッキライなんですよ、犬を拾ってとか猫を拾ってっていう展開。別に、犬猫飼ってる人を軽蔑するとか、そんなんじゃないんですけどね。乙女ゲームで、自分がヒロインとして犬猫拾ってると思うと・・・一気に冷める。ありえない！で、犬猫を可愛がるヒロインを攻略相手が温かい目で見つめたり、犬猫に優しい目を向ける攻略相手を見てヒロインがドキッとしたりとか・・・ぞぞぞ。だめだめ！
で、その犬を助けるためにふたりは危機に陥り、それを乗り越えたふたりの絆は更に深まるのでしたっていう・・・イヤ～～～！

まぁ、そんなんいちいち言ってたら、乙女ゲームなんてできないわよね～。

この幕恋で、唯一許せないのが、途中からお互いの呼称が変わるところ。
これまでのキャラは、時間の流れを経て、「そして数年後・・・」の後からコロッと変わってたからまだ許容範囲だったけど、沖田シナリオは違った。夢の中で、お互いをそう呼ぼうと約束して・・・総司くん、まいむ（＝ヒロインを呼び捨て）と呼び合うようになる。
また、沖田シナリオでは、「未来に二人で戻ろう！未来ならきっと、総司くんの病気も治せるよ！」というビックリな展開になります。病気のせいで自分の未来が見えなくて悩んで・・・っていう沖田のキャラ設定もそのへんにつながるんだろうな。
沖田は、結局ヒロインの傍にいることを決心し、大事な大事な新撰組さえも捨てます。近藤さんカケラも出てこなかった気がするんだが・・・薄桜鬼とついつい比べちゃうわ。同時期にやってると、どうしてもね・・・

そして、クライマックスへ。

ふたりで未来に戻ろうという直前、以前に痛い目に合わせた浪人たちに丸腰の沖田が襲われます。
その間、ヒロインは神社に身を隠している・・・沖田は、刀をヒロインに預けて、寺田屋にヒロインの荷物を取りに行ったんですね。
ヒロインの荷物に入っていた竹刀で奮戦する沖田・・・！　しかし折り悪く発作が・・・！
「ザシュッ」
いやぁ、死んだと思ったねｗｗ
ここは、いくら乙女ゲームでも死んでてもいいと思うよｗｗ

結局、龍馬さんに助けられて、ヒロインと再会してるし・・・
しかも、“未来に戻るために残っていたと思われる、キーホルダーの最後の力”を使って、沖田治しちゃうとか・・・
すばらしい少女マンガ的展開！　ぱちぱちぱち！

その後は、龍馬さんの勧めもあって、沖田とヒロインはアメリカに渡るのでした・・・
アメリカだったら日本よりも医学が進んでるから、沖田の病気も完治させられるだろうってさ。
「ヒロインは英語が少しできるから」っていうのがアメリカ行きの理由だそうですけどね。坂本龍馬が誰かも知らないようなバカヒロイン、ただの高校生が、その時代のアメリカに行って一体何をどうすることができるというのか・・・是非、続編を書いていただきたい。

ま、攻略相手に惚れこみさえしなければ、こーんな酷評書けちゃうんですわｗｗ